交通政策部


どんなお仕事?

みなさんが普段利用するバス、タクシー、電車等の「公共交通」。

少子高齢化、人口減少やマイカー利用の普及の影響で従来のまま維持することが難しくなっています。
そこで、将来に渡って持続的に交通網を維持・活性化していくため、自治体、地域住民、交通事業者等と協力し、地域課題の解決に取り組んでいます。
また、障がいのある人や高齢者などを含むすべての人が安心して自由に移動ができるようバリアフリー推進に関する様々な取り組みを行なっています。

他にも、私たちの生活や産業を支える重要な役割を担う「物流」に関して物流生産性の向上物流分野における環境対策等の取り組みを行なっています。

Interview

それでは、交通政策部で勤務されている柳川係長と渡邊係員に、実際にどんなことをされているのか、伺ってみましょう\(・ω・\)-3
※インタビューは令和4年3月時点の内容となっています。

職員紹介✳︎*

交通政策部 バリアフリー推進課 係長
柳川 知輝

経歴**
平成22年度 山口運輸支局 登録担当(採用)
平成24年度 中国運輸局 自動車交通部
       旅客第一課 監理係
平成27年度 岡山運輸支局 登録担当
平成29年度 独立行政法人自動車事故対策機構
       広島主管支所 指導講習グループ
平成31年度 広島運輸支局 輸送担当
令和3年度  中国運輸局 交通政策部
       バリアフリー推進課

交通政策部 交通企画課 係員
渡邊 将弥

 

経歴**
令和2年度 中国運輸局 交通企画課 (採用)


柳:柳川 渡:渡邊 イ:インタビュアー


現在の業務内容について教えてください!

渡:交通企画課で、主に地域公共交通の補助金の業務を担当しています。各運輸支局を通して自治体や公共交通事業者から申請書が提出されるので、決められた計算方法や補助金の交付要件を満たしているかなどの審査を行い、補助金が正しく執行されるよう申請者に助言を行なったりしています。

イ:その補助金はどのような役割を果たしているのですか?

渡:過疎地域や交通が不便な地域において、生活に必要とされている公共交通について、運行に必要な経費を補填する役割を果たしています。補助金業務以外では、課員の勤務時間の管理や出張に行く際の旅行計画を作成、旅費の精算手続きといった庶務業務も行っています。

柳:令和3年4月から新設されたバリアフリー推進課で働いています。

当課の業務内容のひとつとしては、障害当事者の関連団体や、交通事業者などの各施設管理者に出席いただく会議を主催しています。国や自治体、各施設管理者の取組状況を共有するとともに、障害当事者の皆様のご意見なども伺っています。その他、様々な取り組みを通じてバリアフリー化を推進し、誰もが参加できる共生社会の実現を目指しています。

イ:自治体よりも障害当事者団体と接する機会の方が多いですか?

柳:両方と同じくらいの接点があります。県や市町村からも会議へ出席をいただいており、「駅舎の改修」といったハード整備や「障害当事者への対応に伴う職員研修」といったソフト対策について各自治体の施策を紹介していただいています。また、各市町村において、バリアフリー施設の整備や、バリアフリー施策などに取り組んでいただけるよう、当課から市町村に対して個別に働きかけを行ったり、市町村向けにセミナーを開催するなどして、バリアフリーの推進に努めています。

交通政策部の他のお仕事

交通政策部には交通企画課、バリアフリー推進課の他に、環境・物流課があります。
環境・物流課では、他人の物品を保管する倉庫業に関する業務や、少ない環境負荷や労働力による物流を促進するため、物流の効率化を行う事業(輸送網の集約化、共同配送、モーダルシフト等)を認定・支援するといった業務も行っています。

業務を行う中で、やりがいを感じることはありますか?

渡:補助金が交付されなければ地域内の公共交通を維持することが難しいという現実があり、地域住民の生活に欠かすことができない移動手段が断たれてしまうと、買い物、通院といった日常生活を営むことも困難になります。また、経費を補填するだけではなく公共交通事業者・地域住民が参加する自治体の協議会に参画し、地域公共交通が長期的に維持・活性化していくための計画策定にも関わりを持っています。

補助金を交付する業務に携わることで中国運輸局に入る前に聞いていた「地域の公共交通を守り支える」という使命の一翼を自分も担っているなど、中国運輸局に入ったことの意義を日々感じながら業務を行っています。

地方自治体との違いはどのようなところがあると思いますか?

柳:地域住民と直に接したりする業務が多いのは自治体になるかと思いますが、自治体が施策を行う上で計画を策定するにも自治体独自の判断のみで行われるのではなく、法令の枠組みの中で動く必要があります。
計画を立ててハード整備する主体は、事業者や自治体になりますが、どのような施設が対象になるのか、最低限備えておくべき設備はどのようなものか、大枠の方針などを整えるのは国の役割になります。

そのような、地方全体で制度が適切に運用されるように取り図るといった、規模の大きい仕組み作りに携わることができる点が魅力だと感じます。

中国運輸局を選んだきっかけはなんですか?

渡:職員の雰囲気の良さ・仲の良さが説明会などで伝わってきたので、こういった職場で働けたら楽しいだろうと思い選びました。

イ:もともと国家公務員志望だったのですか?

渡:自治体も受験しましたが、国の機関で働きたいと思っていました。国は大きい規模と視点で仕事をできる点が魅力に感じました。中国運輸局の業務説明会に参加した時に、国は各県だけでなく中国5県全体が活性化することを目的としており、国の方がより広い視点で働くことができて「かっこいい」と思い、ここを選びました。

イ:中国運輸局を選んだのはもともと乗り物に興味があったからでしょうか?

渡:なかったです。中国運輸局に入る前は乗り物のイメージが強く、自分が興味を持って学んできた分野と全く違う分野だったので少し不安でした。でも入省してから、業務に携わる中で、その都度自分で法律や規則を勉強したり、周囲の上司や先輩から必要な情報を教えていただいたりして、安心して働くことができています。もちろん乗り物が大好きで入った職員もたくさんいますけどね!

職場の雰囲気はどうですか?

渡:気さくで話しかけやすい上司が多いので、もちろん真面目に仕事はしますが、休憩時間に雑談したり、和やかな雰囲気で仕事ができたりして楽しいです。上司や先輩のみなさんのおかげで、仕事で困ったことがあったときには相談もしやすいですし、プライベートの話もしやすいので、とても風通しが良いです。

柳:コロナ禍前は職場だけでなく、仕事終わりに職員と食事に行ったり、スノーボードに行ったりしていました。中国運輸局はテニスやマラソン、フットサルなどたくさんのサークルもありますよね。私の周りの若手職員も積極的に参加しています。

イ:サークルなどに参加すると、仕事の中で関わりが無い職員の方々とも知り合うことが出来て、職場の輪が広がりますよね。サークル活動で仲良くなった方と、のちのち仕事で一緒に働くこともありますし、サークル活動はとても良い機会になると思います。

仕事終わりやお休みの日は
どのように過ごされていますか?

渡:私は筋トレが趣味で、平日は夕方になるとジムに行きたくなるので、定時までに仕事を終わらせようと頑張っています。筋トレ後、ゆっくり寝て、仕事に臨むサイクルを心がけており、繰り返しで健康的な生活をしています。

また、休日は同期や友人達と一緒にキャンプに行くこともあります。現在は、コロナ禍ということもあり、家でYouTubeを見てゆっくり過ごすことも多いです。

イ:同期ともとても仲が良いのですね。柳川さんはいかがですか?


柳:家で動画を見たり、冬はスノーボードをしたりしています。土日に行くとスキー場は人が多いので有給休暇を取り、平日に行ったりしています。他には、温泉に入ることが好きですね。就職する前は温泉に行く機会はあまりなかったですけど、最初の配属先が山口運輸支局で職場の近くに温泉街があったので、仕事終わりによく温泉に通い、その影響で温泉の良さに気づきました。

イ:平日に行かれることもあるのですね。有給休暇はとりやすいですか?

柳:今はとりやすいですが、部署と時期によります。去年は有給休暇を20日分すべて使いきりました。

イ:素晴らしいですね!中国運輸局では、有給休暇を年間15日取得することを目標にしていますよね。夏季休暇は別途3日取得できるので、有給休暇と合わせて1週間ほどの長期休みを取って旅行に行かれる方もいます。

今後の目標はありますか?

渡:まだ入省してから交通企画課しか経験していないので、色々な部署を経験し、幅広い知識を身につけて、オールマイティーな職員になりたいです。また、今の上司のようにいざというときには部下に頼られる上司になりたいです。

柳:世界情勢が目まぐるしく変化している時代ですので、これから前例のないことへの対応を求められることも多くなると思います。そういったときにも臨機応変に対応できる職員になりたいと考えています。若手職員に対しては、まず自分で調べ・考えるということができるようリードしてあげて、必要なときには優しくアドバイスをしたいです。上の立場になっても困らないように指導してあげたいと思っています。

渡:聞いておいてよかったです。今後働く上で、自分もそういった考え方を大事にしていきたいです。

交通政策部インタビューまとめ

  • 交通政策部のお二人にインタビューしてみて、主なポイントは次のとおりでした!
    もっと知りたい方は是非官庁訪問へお越しください(^^)!
  • 地域公共交通の維持・確保のため様々な取り組みを行なっている。(渡邊係員は補助金業務を担当)
  • 自治体等と連携した広域的な仕事が魅力。
  • バリアフリーの推進や、環境に配慮した取り組み、物流の効率化に関係する取り組みも行なっている。
  • 地域公共交通の維持・確保のため様々な取り組みを行なっている。(渡邊係員は補助金業務を担当)

最後にみなさまへ
職員からのメッセージ


渡:中国運輸局に入って2年経ちますが、仕事内容や人間関係、職場の雰囲気など様々なことを含めてバランスの良い職場、働きやすい職場だと感じています。中国運輸局に興味のある方は、業務説明会に参加していただけたら職場の雰囲気などがとても伝わると思うので、是非お越しください。お待ちしています!

柳:ここ数年は、コロナ禍の影響で学生生活等がなかなか思うようにできず、本来であれば体験できることができず苦しかったのではないでしょうか。そこは就活生全員の課題ですので、皆さんがこれまで学生生活を通して経験されてきたことを面接等で話していただき、ありのままの姿で入っていただけたらと思いますので、是非頑張ってください!

いかがだったでしょうか?
みなさまに少しでも職場のイメージを掴んで
頂けていましたら嬉しいです!!!
Instagramも随時更新しておりますので、
是非1度覗いて見てください♩

〜ぜひ中国運輸局へ〜

採用に関するお問い合わせ先はこちら

中国運輸局 総務部 人事課
TEL:082-228-3542